

デスクワークが多いです。パソコンをしていると本当に腰が痛くなったり、肩や首のコリが酷くて困っています。猫背にならないように気を付けていますが、全く良くなりません。何かいい方法はないでしょうか?
そんなお悩みにお答えします。
マウスの使い方が腰痛の原因になる理由とは?改善策はある?
パソコンでマウスを多用していると、無意識に手や指の使い方に左右差が出がち。
実際、利き手でマウスを持った場合と利き手と反対でマウスを持った場合では、指の使い方が全く違うという人も少なくないはずです。
例えば下のケース。

このイラストでは、マウスをクリックする時の指の当たる部分が、左右で違っています。
「人間、利き手があるんだから違うのは当たり前だ」と思うかもしれませんが、問題なのは左右で使っている体の場所が大きく異なっているという点です。
一見些細なことですが、指の使い方についても同じです。たったそれだけで腰痛になると言われても正直ピンと来ないでしょうが、関係あるんです。
なぜかというと、ほんの部分的な歪みに対しても、体は全身を使ってバランスを取ろうとするからです。
指の使い方の偏りが、左右の腕のねじれや歪みを生み、上半身のねじれや歪みが生まれ、やがて腰痛につながっていきます。

こうならないためにも一体どうしたらいいのでしょうか?原因と改善方法を書いていきます。
マウスの使い方で腰痛が起こる原因
一言で言えば姿勢が悪くなっているのです。
しかも厄介なことに、自分で姿勢に気を付けているつもりでも無意識に体が歪んでいたりします。
試しに、デスクワークでパソコンを操作中、自分の両手に意識を向けてみてください。
下のイラストのようになっていませんか?

もし該当する人は注意が必要です。上の例だと、全身の重心も右寄りになっている可能性がとても高いです。無意識のうちに、右側に体重を預けるような姿勢になっているからです。
「では姿勢を正すべきだろう」と思うかもしれません。
確かにその通りなのですが、体の使い方が良くないために『体がその姿勢を取らざるを得ない状態』ともいえるのです。
ではこの場合、どのように改善していけばいいのでしょうか?
マウスの使い方が原因で起こる腰痛の改善方法
試しに、指の腹の横でマウスをクリックする癖がついているなら、指の腹の真ん中でクリックするように意識してみてください。

最初は体の動きがぎこちなく感じるかもしれませんが、全身の体をなるべく抜いて、指先に意識を集中しましょう。
そうすれば『右手人差し指の腹の真ん中でクリックしやすいように』体が無意識にバランスを取ってくれるので、下のように左右均等な手の使い方をできるようになっていきます。

たったこれだけで、ウソのようにその場ですぐ痛みが和らぐこともあります。
あとは状態を保つことができれば、腰痛改善や予防も出来るのでぜひ継続して意識してみることをおススメします。
最初のうちはキープが難しいかもしれませんが、気が付いたときにその都度正していくことで、徐々に体になじんでいきます。焦らずぜひ挑戦してみてくださいね。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
一見些細な話なのですが、指先の使い方1つで体のバランスは崩れます。
どんなに姿勢に気を付けても腰痛が改善しない場合は、ぜひ自分の体の使い方にも意識を向けてみることをおススメします。
この記事が何か気づきのきっかけになれば幸いです。
それでは。