

腰痛持ちです。特に左側が痛いです。定期的にマッサージに通っているのですが、やってもらった直後は楽になっても、すぐに痛みが戻ってきます。何か痛みが和らぐ方法はありますか?
そんなお悩みにお答えします。
片方だけに出ているその腰痛、足が原因かも?今すぐチェックすべきポイントとは?
腰痛には色々原因があります。
しかし、左右どちらか片方だけに現れる腰痛は
腰そのものが悪いのではなく、姿勢や体の使い方が原因で腰に負荷がかかり、痛みが出ているケースが多いのです。
原因が腰そのものではない以上、いくら腰をマッサージしたところで、痛みが出てくるというわけですね。
腰は体を支える重要な部分ですが、その土台となっているのは足です。

意外と知られていませんが、足の使い方は腰痛を抑える意味でもとても大切です。
では一体どのような時に痛みが出やすいのでしょうか?また、どんなことに気を付ければいいのでしょうか?
チェックポイント1:自然に立ってみて、足の開く角度をチェック
まずは自然にまっすぐ立ってみてください。
鏡があると一番いいのですが、なければ自分が楽に立てる形で大丈夫です。
自然かつ楽な状態で立ったら、視線を下に向け、自分の両足を見てください。足の角度は、体の中心に対して両方一緒でしょうか?
もしも下のように開き方に差があるなら要注意です。

実はこれ、僕の時の例だったりします。
重心が左足側にあったため、いわゆる「休め」状態のように右足が右に開いていました。
そのため体への負荷も左腰に集中し、強い痛みが出るようになっていたのです。
ただ厄介なことに、足の開く角度さえ揃えられさえすれば良いというわけではありません。
寧ろ、開き方を合わせることばかりに集中しすぎると、かえって体が歪んだり、腰の痛みが強くなってしまうことがあります。
なので無理に修正せず、「自分の体には左右の歪みがあるんだな」という認識を持つ程度で大丈夫ですが、このチェックポイント1に該当する人は、次のチェックポイント2についても特に慎重な確認をしてみてください。
チェックポイント2:両脚の重心を確認してみよう
チェックポイント1同様、まずは自然に立ってみてください。その状態で、自分の足の裏の意識を向けます。
足の力の入っている位置が、以下のような状態になっていないでしょうか?

これは、右側に力の入れる部分が偏っている例ですが、反対に左側の場合も同様です。
基本的に自分自身ではあまり違和感がないはずなので、
よく観察しないと左右の違いを見つけるのは難しいかもしれません。
しかし、体を支える土台である足において生まれる、左右の重心のずれはかなり重大です。体の上に行くほど、バランスを取るために体の歪みが大きくなるからです。
そうなると腰はもちろん、ひざや首、肩にも痛みが生まれる可能性があります。
とても大切なチェック項目なので、ぜひ慎重に探ってみてください。
もしもこの重心の偏りに気づけたのなら、
ぜひ両足に均等に体重をかけるような姿勢や体の使い方を意識し、徐々に体に慣れさせるようにしてください。
最初はかなり違和感を感じるかもしれませんが、筋肉に動きを教え込み、体の使い方を修正するためにも大切です。ぜひ諦めず頑張ってみてください。
チェックポイント3:足の親指に注目してみよう
最後に足の親指に注目です。
両足の親指はともに、キチンと指の腹で接地できていますか?下のように傾いていたら、ゆがんでいないでしょうか?

右足の親指が、やや左に傾いている例です。
この場合、起こりやすいこととしては
- 右足の親指は、指の腹の左側が接地する。
- これにより、左足の親指も、指の腹のやや左に接地しやすい。
- 重心が体の左に偏り、腰の左側に痛みが出やすくなる。
という感じですね。
チェックポイント3についても、パッと見は問題ないように見えることが多いため、相当慎重にチェックしないと見落としてしまうので注意が必要です。
ただ、足の親指への力を両方均等にすることができれば、たったそれだけでウソみたいに全身の歪みが整い、痛みも和らぐことがあります。
最初は体の違和感が大きいかもしれませんが、ぜひ意識して、両足の親指の腹の中心を、接地させられるよう修正にチャレンジしてみてくださいね。
片方だけに出ているその腰痛、足が原因かも?今すぐチェックすべきポイントとは?あとがき
いかがでしたでしょうか?
腰が痛いと、腰の部分だけをマッサージしてしまいがちですが、原因が他の部分にあることも少なくありません。
特に、立った時の足の重心については、長年の体の使い方のクセもあって、自分では違和感を感じにくい部分です。
なのでもし、少しでも心当たりや心配があれば、足に腰痛の原因が隠れていないかをチェックしてみてくださいね。
この記事が参考になれば幸いです。
それでは。